指輪に究極の金属芸術【手彫り模様】を!その魅力5つを徹底解説

結婚指輪に【美しい手彫り模様】が出来る金細工職人は15人いない!

 

 
手彫りの模様が入った結婚指輪を見たことがありますか?
 
それは、高度な技術を持った金細工職人だけに出来る、手作業で金属に入れていく装飾模様のことです。
 
このコンピューター全盛のデジタルの世界に
あって、対極に位置するような超アナログな
世界に生きる彼らは、かつては尊敬の念を持
って語られる金属の芸術家でした。
 
 
ヨーアンドマーレにも日本でトップクラスの金細工職人が在籍し、手彫り模様が入る結婚指輪のオーダー作品を多数製作しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ただ、ジュエリーの需要が極端に減っており、美しい手彫り模様が出来る一流の金細工職人は、現在全国でもごく少数です。
 
彼らの平均年齢は65歳以上なので、このままでは、20年後には手彫り模様の金細工職人はいなくなると言われています。
 
 
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、また16年以上にわたり、5000組を超えるカップルに結婚指輪を届けてきた、オーダーメイドのエキスパートであるクラフトデザイナーが、手彫り模様の魅力、そしてその希少性について語っています。
 
 
 

_____________________

GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ
 __________________
 GIA・米国宝石学協会  宝石鑑定ディプロマ
 
 
 
模様や柄の入った結婚指輪に興味がある、購入を考えている、そういうカップルとって、のブログは、いろいろなアイデアを与えてくれます。
 
そして、金細工がつくりだす手彫り模様の素晴らしさをもっと知っていただけたら幸いです。
 
 
是非参考にしてみて下さい。
 
 
 

1.手彫り模様とは!それは別次元の輝き

手彫りとは、金細工とは、レーザー刻印との決定的な違い!

 

 

宝飾専門の金細工職人が金属にいれる、模様や柄などのリング彫刻は、伝統なヨーロピアンスタイル、そして和のスタイル共に、芸術的作品といえます。

 

文字通りそれは匠の職人技であり、時に手彫りの作品の美しさに言葉を失ってしまいます。

 
 
 【ピンクゴールドのハワイアン】手彫りアートな結婚指輪オーダーメイド作品 >
 
 
 
 
では、手彫り模様の何が素晴らしいのか、また今主流の模様入れ技術・レーザー刻印とは何が違うのかを、3つの観点からお伝えしてまいります。
 
 
 

1-1. 幅2mmに入れる手彫り模様の世界

 

 

 

上記のペアの結婚指輪は、

レディスリング ゴールド  幅 2mm

メンズリング  プラチナ 幅 2.8mm

それぞれに【幾何学模様】を、手彫りにて入れていったオーダー作品です。

 
 

このゴールドのレディスリングに手彫りで模様を入れる作業風景です。

ゴールドのレディスリングに手彫り模様を入れる作業風景です。

 
 
 
では、2mmとはどれほどの世界かというと、
 
コシヒカリの玄米状態の平均の大きさが、
•  長径 5mm     • 短径 2.9 mm  と言われています。
 
  
 
 
つまり、米粒より小さいなところに、手で幾何学模様を正確に入れていきます。
 
 
 
このような技術は、金細工職人でもごく限られた者しか持ち合わせていません。
 
 
 

 手彫り模様の最大の特徴は、その模様がキラキラと光るところにあります。
 
時に、リング表面にダイヤモンドを散りばめているがごとく輝きます。
 
 
これは、磨き上げられた金属の表面に、削り取りながら模様を付けて行く時、その削られたそれぞれの面が煌めく現象から来ています。
 
 
 
 手彫りタガネで削られた模様の面は、光を反射して輝く 手彫りタガネで削られた模様の面は、光を反射して輝く
 
 
 
• 手彫りで模様を金属の表面に入れる場合、
金細工職人は、『タガネ 』という細いノミ
のような道具を使って行います。
 
 
 
金細工職人が手彫りで柄や模様を入れる時に使う道具< タガネ  >
 
 
 
ただ、金属を削り取る先端の鋒(きっさき)の形状は、その模様のサイズやデザインによって、職人自身が作り上げていきます。
 
 
 
 <タガネ>の先端のエッジ形状
 <タガネ>の先端のエッジ形状
 
 
 
つまり一流の金細工職人たちは、道具は自分で作り上げるので、その模様細工も指紋の様に職人によって違うのです。
 
 
彼らは、このタガネ一本であらゆる模様細工をリングの上に表現していきます。
 
 
 【サクラと花火】が舞う【ゴールド】の結婚指輪オーダーメイド作品
 
 

1-3.指輪に入れた手彫り模様は消えない!

 
 
 

指輪に模様を入れる今の主流は、リングに模様の画像を投影し、そこにレーザーを当ててラインをいれていく 『 レーザー刻印 』です。

レーザー刻印は、高度な金属加工技術や経験は必要なく、画像データをPCで扱うこてができれば、模様を金属に入れる事ができます。
 

 

結婚指輪に【レーザー刻印で入れる文字や模様】をオーダーメイド 結婚指輪に【レーザー刻印で入れる文字や模様】をオーダーメイド >

 

 

レーザー刻印を用いれば、決まった記号や地図など、定型的なものを正確にいれる事ができます。

ただ、金属表面にプリントするように模様を入れるため、その線は浅く、小キズや摩耗によりすぐに薄くなり、消えやすいのです。

 

 

レーザー刻印で指輪に入れた楽譜の模様は、線が浅く消えやすい。

 AKBの歌の楽譜をプラチナの結婚指輪にレーザー刻印したオーダーメイド作品

 AKBの歌の楽譜をプラチナの結婚指輪にレーザー刻印したオーダーメイド作品 >

 

 

一方、手彫りで入れた模様は、文字通り手で深く金属を彫って入れていくので、少しくらいの摩耗では消えません。

また、模様の線が深いために、その線の奥にまで小傷が入りにくく、耐久性が高いと言えます。

 

 

手彫りで指輪に入れた楽譜の模様は、線が深く消えにくい

 
 
 

ただ、結婚指輪やファッションリングを含めた宝飾品にデザインされた模様の中で、職人のハンドメイドによる手彫り模様はごく僅かです。

手彫りが出来る職人が年々少なくなっているので、希少価値、そして価格共に高くなっています。

 

 

 

2.手彫り模様】で結婚指輪をデザインする!

 
 
 
  
手彫りの模様というと、日本では古い和柄を
連想しますが、結婚指輪やファッションリングで人気なのはハワイアンジュエリーの模様や、花や月といったいろいろなモチーフ、名前な文字フォント等等、多岐に渡ります。
 
 
  

2-1. 手彫り模様の華!ハワイアン

 ハワイアン模様を一周に入れたゴールドとプラチナの結婚指輪オーダー作品

 

 
 
 
ハワイアンジュエリーが人気な理由は、現代風にアレンジしたハワイアン模様が、プルメリアや、ウェーブ、ウミガメや太陽などキャッチーなモチーフで、それまでの、手彫り模様といえば和柄というイメージを変えたところにあります。
 
 
ハワイアン模様の特徴は、『タガネ 』を金属にリーチさせた時に、その角度を変えることによって、ラインに強弱を加えて、模様が浮き出るように見えるところにあります。
 
 
 
 
 
また、ハワイアンリングは一般的に幅の広いものが多く、その迫力のある煌めきも人気のひとつではないでしょうか。
 
 
一方で、その幅の広さから、結婚指輪としては使いにくく、細い結婚指輪にハワイアン模様を希望するカップルが増えています。
 
 
 ハワイアン模様を細いリングにデザインしたゴールドの結婚指輪
 
ハワイアン柄が斜めに入った2色コンビの結婚指輪 オーダーメイド作品
  
 
 
 
 
ハワイアン模様の結婚指輪を、オーダーメイドにて製作することも多く、顧客の希望から、オリジナルのハワイアン模様をデザインしています。
 
 
 
 

2-2. 日本の手彫り和柄模様は世界で人気

 
が、海外特にヨーロッパではとても人気があ
ります。
 
それは手彫り職人が作り出す模様の技術レベルが非常に高く、また今後それを作れる職人が日本からいなくなる事が分かっている為、希少価値が上がっていくて考えられているからです。
 
 
 
■ 海外で高値で取引されている、手彫りの和柄ビンテージリング
 
 海外で高値で取引されている、手彫りの和柄ビンテージリング
 
 
 
海外で高値で取引されている、手彫りの和柄ビンテージリング
 
 
 
 
日本の職人の技術は、その分野にかからず海外で高い評価を得ています。
 
その国民性から来る作業の正確さや、追求性、そして小さなものを作り上げることを得意とする緻密さが、金細工や手彫りにも存分に生かされています。
 
 
 
日本の職人の技術は、その分野にかからず海外で高い評価を得ています。
 
 結婚指輪にヒマワリと唐草模様を入れたオーダーメイド作品 >
 
 
 
江戸時代に花開いた『刀のツバ』や『 かんざし 』装飾に代表される金細工の技術は、世界的にも高い評価を得ています。
 

 

 

 

 櫛かんざし美術館の金細工

 櫛かんざし美術館より引用 >

 

 

2-3. 一流の手彫り模様技術を今のデザインに!

 
 
 
 
一流の手彫り模様の技術を、今のデザイン製作に生かして、新しい模様を創作しています。
 
 
 
■ カエルの模様をトライバル風にアレンジした手彫りの結婚指輪オーダー作品
 
 幸運を呼ぶカエルのモチーフを、今風のトライバルデザインにして、手彫りにて丁寧に模様をリング一周に入れていった、結婚指輪オーダーメイド作品です。
 
ちなみに、指輪の反対側にはこれもまた幸運のモチーフ『 フクロウ 』の模様を入れました。
 
 
 
 
 
 
 
■ ゆりと月の模様をデザインアレンジした手彫りの結婚指輪オーダーメイド作品
 
 
 
ユリと月が好きな奥様の為に、結婚15周年の記念に旦那様がオーダーされたペアリングです。
 
反対側には旦那さんが考えた、これまたカエルのモチーフにて、蓮子の葉の上に座るカエルのカップルの模様を、手彫りにて丁寧なタッチで入れていきました。
 
 
 
 
 
■ 格子柄の模様を手彫りに入れた2色コンビの結婚指輪オーダーメイド作品
 
 
 
 
 日本伝統の格子柄を、レディスリングとメンズリングが2カラーのリバースリングに、それぞれ手彫りで入れたオーダーメイド作品です。
 
細かい格子のラインを、全て手彫りで入れることにより、リングを回すと模様が全て輝く結婚指輪になりますた。
 
 
以上のように、伝統の金細工手彫りの技術を、先端のリングデザインに用いれば、新たなオーダー作品が生まれます。
 
 
いかがでしょうか。
 
もし、これから結婚指輪やファッションリングの購入を考えているのであれば、手彫り模様のデザインも是非候補に上げてみて下さい。
 
また、手彫り模様についてお聞きになりたい事があれば、商品の購入の如何に関わらず、なんなりとメールや電話にてご質問下さい。
 
お待ちしています。
 
 
 
 
 
筆者 
ヨーアンドマーレ・クラフトデザイナー
GIA・GG  米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔