
結婚指輪をそろそろ用意しなければと思い始めた男性が一度は考える疑問があります。
結婚指輪はただのリングなのに何で20万も30万もするんでろう。
プラチナだから?
シルバーだったら、5千円あれば大丈夫!?
じゃ何で結婚指輪はシルバーでは駄目なの?
勿論大丈夫です。
もしふたりがそれで気に入ったなら全く問題ないでしょう。
もっと言えば5千円のシルバーリングではなて、真鍮素材でつくられていて、白くメッキされたものであれば、1000円以下で購入出来る指輪だってあります。
日本では、結婚指輪の着用は法律で義務付けられているものではなく、素材にも決まりはありません。
ではどうして結婚指輪専門店では、シルバーリングを扱っているところが少ないのでしょうか?
1.シルバーの結婚指輪に品質保証が出来ない
プラチナや金製品であればアフターケアの保証をつける事が出来ますが、シルバーや真鍮類の金属にはその保証書を発行する事が出来ません。
その理由として、シルバー類は1週間空気に触れて放置するだけで、表面に膜が貼ったように輝きが失われ、色も変化して来ます。
これは表層の硫化という現象です。
これは磨き直せば取れますが、また硫化が始まります。

また、金属としての硬度が低く、すぐにキズが目立ち始めます。
品質保証のアフターケアとしてキズやくすみを取る新品仕上げというサービスがあります。
シルバー製品だと、その新品仕上げを毎月行わなければならず、実際には不可能です。
一方プラチナや金製品であれば、錆たり硫化したりはしません。
また金属の硬さを示す硬度はシルバー製品に比べて高く、キズが入りにくいと言えます。
錆びることなくキズに強いプラチナや金は、その輝きを長く保つ事が出来る貴金属だからこそ、アフターケアの保証を出す事ができます。
2.結婚指輪としてシルバー需要は案外少ない
若年層にとってペアリングとしてシルバーリングを購入するカップルは多数います。
また商品ラインナップも充実しています。
ただし大人の結婚指輪ということになると役不足になるのでしょうか、特に女性から拒否反応がでます。
理由として、単にペアリングやファッションリングであれば右の薬指にしますが、結婚指輪は左手の薬指にしますので、女性は必ず見られてしまうと共に、親族や友人からの質問は避けられません。
その時、そのシルバーリングがトップブランド品でない限り、資金不足から安価なシルバーを選んだと思われてしまう、その恥ずかしさから着けたくないと女性は考えるのでしょう。
結婚指輪もペアリングなので、シルバーリングのペアで問題ないでしょうと言う男性もいます。
ただシルバーリングを着用した40代夫婦が、
「結婚した時にこのシルバーをペアで買ったんですが、やっぱりちゃんとしたものが欲しくなって!
この年になってシルバーリングではね。」
そう言ってプラチナや18金で結婚指輪をつくり直す方がとても多いのです。
資金的に余裕ができるまでのつなぎのリングとして、シルバー製品を結婚指輪都で使う方もいます。
いかがでしょうか?
以上はシルバーリングを否定するものではありません。
あくまで日本では結婚指輪としての着用が少ない、その理由をお伝えしたまででした。
是非参考にしてみて下さい。