希少宝石!パパラチアを結婚指輪にオーダー!【宝石鑑定士が伝授】

   

 
パパラチアという宝石を知っていますか?

 

もしダイヤモンドよりも希少価値のある宝石を探しているなら、知っておくべきサファイア属の宝石です。
 
 
サファイアは濃いブルーカラーの、高価な宝石として知られていますが、ある時サーモンピンクの色をした、珍しいサファイアが、スリランカの鉱山で採掘されました。
 
 
 

サーモンピンクの色をした、珍しいサファイアが、スリランカの鉱山で採掘されました。

 
スリランカに伝わる、サーモンピンクの蓮の花の色にちな んで、パパラチアと名付けられました。
 
このプログは、宝石の権威、米国宝石学協会・GIAの宝石鑑定士であり、17年以上にわたり結婚指輪、婚約指輪をオーダーメイドで届けてきた、宝石のエキスパートバイヤーが執筆しています。
 
 
 

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GIA・米国宝石学協会 宝石鑑定ディプロマ

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 GIA・米国宝石学協会  宝石鑑定ディプロマ
 
 
ここでは、この希少価値の高い、美しい宝石、パパラチア・サファイアについて深掘りしながら、品質の良いパパラチアとは、またどの様に結婚指輪にパパラチアをデザインすれば良いのか、価格はどれくらい考えておけば良いのか、など詳しく解説しています。
 
 
これから、希少価値の高い宝石で結婚指輪をオーダーメイドしたい、パパラチアサファイアを使った結婚指輪を依頼したい、そう考えているあなたにとって、このブログは、多くの情報を与えてくれる事でしょう。
 
 
 
是非参考にしてみて下さい。
 
 
 
 
 

1.パパラチア・その希少カラーの魅力

 
 
パパラチアは、最も希少な宝石の1つです。
宝石収集家の間では、パライバトルマリン、アレキサンドライト、と並んで、
 
 
ー THE MOST VALUABLE GEMSTONE
  最も価値ある宝石 
 
 
と言われ、世界の宝石鑑定士の間で最もファンの多い宝石として知られています。
 
 
 
 
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その色は、ピンクとオレンジが混ざり合ったユニークなもので、数多ある宝石の中でも、同じ属性の色の宝石は他にありません。
 
 
 
ピンクとオレンジが混ざり合ったユニークなもので、数多ある宝石の中でも、同じ属性の色の宝石は他にありません。
 
 
また、一度聞いたら忘れないその名前は、主要産出国である、スリランカで有名な、蓮の花の色に準えてつけられました。
 
 
 
サーモンピンクでスリランカでは有名な花・パパラチア
サーモンピンクでスリランカでは有名な花・パパラチア
 
 
 
パパラチアは、サファイア属の宝石であり、最も有名なブルーサファイアとは、色違いの宝石と言えます。
 
 
 最も有名な宝石、ブルーサファイア             最も有名な宝石、ブルーサファイア
 
 
 
サファイアは鉱物属性としては、コランダムになり、コランダムは元来あらゆる色を作り出す事で知られています。
 
 
サファイアは、上記のブルーサファイアを筆頭に、ピンクサファイア、オレンジサファイア、イエローサファイアなど、多くの色があり、世界のサファイア鉱山から採掘されています。
 
 
 
 全てカラーサファイアにて採掘される
           全てカラーサファイアにて採掘される
 
 
 
ただ、オレンジピンクカラーのパパラチア・サファイアは、 地球のマントルのホスト鉱石コランダム下で、極端な熱と温度の条件下でしか形成されない為、その条件をもつ、限られた鉱山からごく少数しか採掘されません。
 
 
中でも、スリランカの鉱山から採れるものが、最高品質のパパラチアとされています。
 
 
 
スリランカの鉱山で採掘されたパパラチアの原石 
スリランカの鉱山で採掘されたパパラチアの原石
 
 
 
その希少価値は、ダイヤモンドより高く、宝飾品質としてのダイヤモンドの中で、全体の数%しか採れないと言われている、トップカラーグレードのDカラーの産出量より圧倒的に少ないのです。
 
 
 
 
 

2.パパラチアを結婚指輪&婚約指輪に

  
 
パパラチアを結婚指輪にオーダーメイドにて、デザインしてみてはいかがでしょうか。
 
もし、あなたや相手の誕生日が9月であれば、パパラチア・サファイアは9月の誕生石なので、力を与えてくれるパワーストーンとして、ふたりを守る守護石として、結婚指輪に留めてみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
 
 
また、もちろんこのオレンジピンクの美しい宝石・パパラチアを、結婚指輪にファッションとして留めたなら、希少性の高い美しさを手に入れることでしょう。
 
 
 
ただ、一方で希少性が高いパパラチアを使った結婚指輪の既製品を見つけるのは難しいでしょう。
 
したがって、パパラチアを使った婚約指輪を購入したい場合には、信頼出来る宝石店にオーダー依頼する必要があります。
 
その時、やはり気になるのはその価格ではないでしょうか。
 
 
ある一定のサイズ以上のパパラチアは、非常に高額になり、100万円以上のものが大半になってきます。
 
 
 

結婚指輪に使うパパラチアの価格は約 ¥ 10.000

 
一方、結婚指輪に使われるパパラチアであれば、その大きさは一般的に直径1.8mmくらいまでです。
 
この大きさのパパラチアであれば、一般的に ¥ 10.000  前後で購入することが出来、現実的に可能なのではないでしょうか。
 
 
もちろん、直径が1.8mmに満たない、小さな宝石の価格が 1万円というのは、高額であることには違いありません。
 
 
ただ、その希少価値は、優にダイヤモンドより高いことを考えれば、検討に値すると思います。
 
 
 

パパラチアの結婚指輪をオーダー依頼する方法

 
 
パパラチアがデザインされた結婚指輪をオーダー依頼したいと考えたなら、まずはオーダーメイドの専門店に問い合わせをしてみましょう。
 
 
『 パパラチアを結婚指輪に入れたいと考えいますが、依頼は可能でしょうか?』
 
 
もし、依頼を受けてくれる店舗が見つかったなら、オーダー依頼の仕方などを聞いてみて、納得出来た段階で話しを進めてみてください。
 
 
その際大切な事は、しっかりとリング本体の形や幅、デザインを決めてから、パパラチアの選択をする様にしてみてください。
 
 
最初からパパラチアを中心にデザインを進めていくと、リングの他の部分のデザインが手薄になり、完成時に希望の結婚指輪にならない可能性があります。
 
 
あくまでパパラチアは、結婚指輪を装飾するデザインの一部であり、リング全体とのバランスが重要です。
 
 
もし、能力のあるデザイン担当にあたれば、それを理解して進めて行ってくれることでしょう。
 
 
リングの外形デザインが決まった段階で、どのような大きさや色合いのパパラチアを選べばいいか、担当者に助言を得ながら進めてみて下さい。
 
 
 
 パパラチアの色合いバリエーション
 
パパラチアの色合いバリエーション   ライトかカラー     レディッシュ     オレンジッシュ
 
 
 
 

 サイズの大きいパパラチアは高額に

 
 
結婚指輪と違い、婚約指輪のセンターに留める大きさのパパラチアは、直径 4mm 以上になるので、価格はかなり高額になります。
 
 
その品質によっては、同じ大きさのダイヤモンドより高額になることもあり、数も少ないので、購入は難しいかもしれません。
 
 
パパラチア・サファイアをメインにした、婚約指輪やファッションリングを購入したいと考えたとき、その既製品を見つける事は、日本ではほぼ不可能でしょう。
 
大きなサイズのパパラチアは、日本への輸入量が極端に少なく、また知名度も低いために、日本の宝飾店が製品在庫として持っている事は稀だからです。
 
 
 
 
希少性が極端に高い宝石については、定価や標準価格を出すのが難しく、あくまで参考としてお伝えします。
 
 
 
 直径 6.5mm  1.3カラット パパラチア
 ¥  1.100.000 〜 1.390.000
 
  
 

 直径 5.3 mm  0.56 カラット パパラチア

 ¥  920.000.〜 770.000
 
 
 
いずれにしても、これらを婚約指輪にオーダーメイドにて製作した場合、非常に高額になります。
 
ババラチアサファイアのプラチナリング
ババラチアサファイアを使ったプラチナリング
 
いかがでしたでしょうか。
 
 
普段見ることもない、非常に希少性の高い宝石を、結婚指輪にオーダーデザインしたいと考えた時、分からない事ばかりだと思います。
 
 
もっといろいろな事を知りたいと考えられたなら、私たちになんなりとお聞き下さい。
 
 
お力になれるなら幸いです。
 
 
 
筆者 
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG  米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔
 
 
 
 
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