【GIA・宝石鑑定士が徹底解説】2月の誕生石•天然アメシストの魅力!

 

2月の誕生石

アメシストの魅力

 
 
アメシストという宝石について知っていますか?
 
アメシストはクォーツ(水晶)の仲間で、紫色になった結晶体を特別にアメシストと呼びます。
 
その透き通る様な紫は、古来より高貴な色として、各国で位の高い高層が好んで着けていました。
 
 
このプログでは、宝石の権威・米国宝石学協会・GIA公認の宝石鑑定士であり、25年以上に渡って、オーダーメイドの結婚指輪を製作して来た宝石のエキスパートが、アメシストの魅力ついて詳しく伝えています。
 
 
 
 
 
 
このブログを読めば、結婚指輪や婚約指輪の購入を考えているあなたにとって、アメシストを使ったデザインに役立つ知識や選択肢が得られると思います。
 
 
是非読み進んでみて下さい。
 
 
 

■ 2月の誕生石. アメシスト

 2月の誕生石アメジストを結婚指輪の内側に入れる

 

• 濃い紫色の水晶・アメジスト

アメシストは、他の宝石に比べて採掘量は比較的多く、その個体サイズも大きいものがとれます。

その為、サイズの割にリーズナブルな価格で購入が可能で、コスパの良い宝石と言えます、

ただ、かつては紫色に輝くアメシストは、非常に珍しく、貴重な宝石として分類されていました。

 

• 最高級の紫色とは

天然のアフリカンアメジストの中には、濃い高貴な藤色のものがあり、最高のアメジスト・AAAグレードはアフリカのザンビア産とされています。

 

アフリカ・ザンビア産の最高級アメシストザンビア産の最高級アメシスト

 

• 起源

アメジストの世界最大の産地は、19世紀にブラジルで発見された、リオ・グランデ・ド・スール州にあります。

 

• 化学組成

アメジストは、化学式SiO2(二酸化ケイ素)を持つクォーツの結晶品種です。

専門家は、アメジストの紫色は、水晶の結晶構造の特定の場所にある少量の酸化鉄(Fe2O3)に起因すると考えています。

 

• カット

サイズの大きなものが多く、エメラルドカットやオーバルカット、ペアーシェイプなど、大サイズに合うようにカットされたものが多数です。

 

• 比重: 2.65

• 屈折率: 1.544-1.553

• 硬度: 7

 

• 形成

アメジストは、火山岩内の大きなジオード内で形成、生産されます。

ジオードとは、堆積岩や、火成岩玄武岩内部に形成された空洞の事で、宝石結晶体の多くは、この中で形成されます。

 

アメシストが主につくられる火成岩のジオードアメシストが主につくられる火成岩のジオード

 

 

• トリートメント

多くのカラーストーンは、加熱処理することにより、色を明るくしたり、暗くしたり、完全に変えたりすることができます。

これは着色などのカラートリートとは違い、天然石としての範囲内で行われる処理として認知されています。

 

採掘直後には非常に暗い色のアメジストに加熱処理をする事によって、明るい色合いに変化させます。

 

宝石市場のアメジストのほとんどは、エキゾチックな紫の色合いを得るために、この加熱処理がされています。

 

制御された条件下でアメジストを加熱処理すると、400cから600cにて驚くような色合いのロイヤルパープルを得ることも出来ます。

 
 

• 珍しい特性

紫色のクォーツであるアメジストは、半貴重でありながら人気の宝石です。

自然界に豊富に存在しているので、希少価値は高くありませんが、もし鉱山が枯渇すれば、アメジストは一気に高価な宝石になると考えられています。

また、アメジストには劈開面がないため、壊れにくく、十分な耐久性があり、安心して着用する事が出来ます。

 

• 誕生石

アメジストは2月の誕生石であり、結婚6年目の記念宝石でもあります。

 

 

 

 

• 使用法

イヤリング、ペンダント、その他のジュエリー、ビーズジュエリーなどにも用いられています。

 

いかがでしたでしょうか。

アメシストは誕生石として、必ず2月生まれの結婚指輪に使われます。

アメシストについて聞きたいことがありましたら、何なりとお尋ね下さい。

 

筆者 
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG  米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔
 
 
 
 
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