プラチナで結婚指輪をオーダーメイドする時に役に立つ2つの知識

プラチナで結婚指輪をオーダーメイドする時に役に立つ2つの知識

 
 
 
世界のブライダルリング市場において、日本
 ほどプラチナで結婚指輪を作る国はないと言
 っても過言ではありません。
 
 
 実際宝飾品でのプラチナの使用量が一番多い
 のは中国ですが、プラチナのブライダルリン
 グを世界的に広めたのは日本だというのは紛
 れもない事実です。
 
 これは日本人が常に高品質を求める気質と、
 白い色を好む国民性によるところから来てい
 ます。
 
 
 結婚指輪と言えば、白くて希少価値の高いプ
 ラチナというイメージを持っている方が多い
 のではないでしょうか。
 
 
 

 

 1.プラチナの結婚指輪とは

プラチナの結婚指輪とは


 
 
 天然のホワイトメタルであるプラチナは、他
 の金属と違い、高い純度でジュエリーに使用
 されます。
 
 その純度はは90〜99%で、純度90%のプラチ
 ナ製品にはPT900、95%の製品にはPT950と
 いう刻印が入ります。
 
 また、99.5%の純度のものをPT1000と表示し
 て、純プラチナの製品として作られていま
 す。
 
 
 
 プラチナ製品は適切にメンテナンスされ、手
 入れされている限り経年変化のない安定した
 金属です。

 

 プラチナ製結婚指輪の金額としては、シンプ
 ルなデザインであれば8万円前後か
 複雑なビンテージデザインであれば15万円以
 上になるものもあり、その価格は、使用す
 プラチナの量によって異なります。
 
 
 
 

プラチナの長所

 

 アレルギーが出にくい

 プラチナは他の金属に比べて純度が高い為
 に、アレルギー反応を引き起こす不純金属の
 割合が低いのです。
 
 
 

 高級感がある

  金よりも希少価値が高く、グラム重量が他の
 金属より大きいので、着けたときに高級感が
 あります。
 
 

 キズに強い 

 プラチナは他の金属に比べ硬度が高く、表面
 キズがつきにくく、割れたりすることは少な
 い金属です。
 


 

 プラチナの短所

 

 細い指輪は曲がりやすい

 プラチナは硬度が高い反面、粘性も高い金属
 です。
 粘性が高い金属は、より曲がり易い特徴があ
 ります。
 
 ただ曲がると言うことは同時に割れにくい
 言う事でもある為、これは表裏一体の性質と
 いえます。
 
 ちなみにプラチナより粘性の低い18金で出来
 たリングは、力が加わると曲がりにくい反
 面、割れてしまう傾向にあります。
 
 

 

 

 

 2.結婚指輪のプラチナとゴールドを比較

 

  K18とK14のジュエリーは、主に金とニッケ
    ル、亜鉛、銅、などの耐久性のある金属の混
    合物で作られています。
 
 純金自体は柔らかい金属のため、純金で結婚
 指輪を作った場合、非常に曲がり易く耐久性
 に問題があるので、他の金属を混合させて耐
 久性を増しています。
 
 
    K18、18金は75%ゴールド、
 K14、14金は58.3%ゴールドです。
 
 
 一方、結婚指輪のプラチナには、一般的に
 ラジウムと銀とプラチナが使われており、
 純度90%のPT900は、90%のプラチナと10%の
 パジウム&銀、
 PT950は5%がパラジウム&銀の割合で含まれ
 ています。
 
 
 ただしPT1000は99.5%のプラチナと0.5%のル
 テニュウムという金属で出来ています。
 
 純度がほぼ100%のプラチナでは、指輪として
 は柔らか過ぎてすぐに曲がってしまいます。
 
 少量でも硬くなる金属、ルテニュウムを混ぜ
 て強度をあげています。
 
 
 
    また、プラチナは金よりも重くて密度の高い
 貴金属です。
 
 重さを感じると言うことは、すなわち高級感
 を感じると言うことです。
 
 
 日本でゴールドよりプラチナのブライダルリ
 ングが人気がでたのは、希少価値、純度共に
 ゴールドより高く、純白のブライダルを想起
 させるその色から来ていると思われます。
 
 ちなみヨーロッパ諸国、アメリカ、アジア諸
 国では、今でもブライダルリングではゴール
 ドが一般的であり、白い色の金属ではホワイ
 トゴールドが良く使われています。
 
 
 
 
 
 いかがでしょうか。
 
 
 プラチナには日本人の琴線に触れる要素がい
 っぱいの金属です。
 
 純粋性、白さ、希少性、そして高級感とどれ
 をとっても完璧です。
 
 ダイヤモンド、真珠、他の宝石にもマッチ
 し、そして結婚指輪にも純度の高い申し分の
 ない高級金属です。
 
 ふたりだけの結婚指輪をプラチナでのオーダ
 メイドを考えてみてはいかがでしょうか。