オーダーした結婚指輪を右手にする国、左手にする国、両手にする国

各国の結婚指輪を着ける手を示した地図

 

 世界中のどの国でも、
 結婚指輪は、夫婦の生涯の愛とお互い
 への献身を表しています。
 
 指輪の交換は、数千年にわたって
 変化してきたとても重要なイベントです。
 
 そして今日でも、結婚指輪について
 は、国や宗教によって異なる文化的
 違いがあります。

 米国(および他の多くの西欧諸国)
 では、結婚指輪は左手の4本目の薬指に
 付けます。
 
 しかし他の多くの国では、
 結婚指輪を右手の薬指にする習慣があり
 ます。
 
 どこ国で結婚指輪を右にするのか、
 結婚指輪の伝統の歴史と背景を詳しく
 見てみましょう。
 
 
 
 

 

 結婚指輪の簡単な歴史


 最初の結婚指輪は、
 草と葦を永遠と完全性を意味する円に
 織り込んだ古代エジプトにさかのぼる
 と考えられています。
 
 エジプト人は左手の薬指に結婚指輪を
 着けていました。
 
 その左手薬指からの静脈が、直接心臓に
 つながっていると信じられていました
 
 ローマ人はこれを「愛の静脈」と呼びま
 した。


 時間が経つにつれて、結婚指輪に
 使用される材料は革、骨、そして
 最終的には鉄、銀、金などの金属に
 なり、そしてそこにダイヤモンドや
 その他の宝石を一緒につけるように
 進化して行きました。
 
 
 ごく最近まで、男性が結婚指輪を着用
 するのは一般的ではありませんでした。
 
 第二次世界大戦は、西側諸国にとって
 この慣行に大きな変化をもたらしました。
 
 家から遠く離れて戦地にいた多くの
 男性達は、妻や家族を思い出す為に
 結婚指輪を着けるようになりました。

 

 今日、海外旅行などで他の国を訪れ
 た際、右の薬指に結婚指輪を着けて
 いるのを見たことがあるでしょう。
 
 
 
 

 

 左の薬指に結婚指輪をする国
 
 
   北アメリカ、南アメリカ、イギリス、 
   イタリア、フランス、スロベニア など
   欧米諸国のカップルは一般的に左手に
   結婚指輪を着用しています。
 
 米国では、多くの女性は左の薬指に、
 婚約指輪と結婚指輪の両方を重ねて着用
 しています。
 
 指輪の重ね方は、花嫁の個人的な好み
 よって異なります。
 
 
 多くのアジア諸国でも、結婚指輪を左手
 に着用する傾向があります。
 
 
 
 

 

 右の薬指に結婚指輪を着ける国
 
 
 インドでは伝統的に、右手に結婚指輪
 着けるのが習慣です。
 
 左手は汚れていると考えられているから
 です。
 
 ただし、現代のインド人は米国など
 習慣に合うように左手に指輪を着用する
 こともあります。
 
 デンマーク、ノルウェー、ロシア、
 ポーランド、ブルガリアを含む多くの北
 および東ヨーロッパの国々では、
 右手の薬指に結婚指輪を身に付けること
 が一般的です。
 
 ポルトガル、スペイン、ギリシャでも
 結婚指輪を右手に着けるのが慣習です。

 

 

 

 左手と右手の組み合わせ


 ブラジルでは、カップルはそれぞれの
 右手の薬指に結婚指輪を婚約指輪として
 着けています。
 
 そして、彼らが婚姻の誓いをした段階で
 それらの指輪を右手から左手に付け替える
 こういを行います。
 
 
 ドイツとオランダのカップルは、正反対の
 ことを行います。
 
 左側が婚約指輪、右側が結婚指輪です。
 

 ユダヤ人の伝統では、新郎は花嫁の右手の
 人差し指に指輪を着けてあげます。
 
 今日、花嫁は通常式典の後で結婚指輪を
 薬指に移動します。
 
 
 
 
 


 ほとんどのカップルにとって、着用される3
 つの主な指輪は、婚約指輪、女性の結婚
 指輪、そして男性の結婚指輪です。
 
 世界各国でも、婚約指輪の購入を考えて
 いるのでカップルは、結婚指輪と一緒に
 3本購入することが多いようです。
 
 3本一緒に購入した場合、別々違う時期に
 購入するより価格が安くなるからだと
 思われます。
 
 ただこれも世界各国、特に先進国では
 婚約指輪の取得率が下がっています。
 日本では近年特に顕著で、40%を切って
 いると言われています。
 
 あなたの右手または左手のどちらかで 
 誇らしげに着用するためにも、
 結婚指輪と婚約指輪の購入も検討して
 みてください。