ブラウンカラーのダイヤモンドがあることを知っ
ていますか？
結婚指輪にワンポイントで使うとオシャレ度が一
気に増す、デザイン性を豊かにしてくれるダイヤ
モンドです。
ゴールドやピンクゴールドのリングに使うと、バ
ランスよく溶け込む感じにまとまります。
またフラットなプラチナのメンズリングに使う
と、大人なオシャレ感がプラスされます。
またその価格はホワイトダイヤモンドに比べてリ
ーズナブルで、結婚指輪にワンポイントのデコに
おすすめのアイテムと言えます。
そのブラウンダイヤモンドには、天然のブラウン
ダイヤと人工のブラウンダイヤがあります。
1.天然ブラウンダイヤモンドとは
天然色のブラウンダイヤモンドは、地球深部の非
常に高い圧力の下で形成されると考えられていま
す。
地球内部でダイヤモンドがつくられる際、圧力に
よってダイヤモンドの炭素の結晶構造が変形し、
光の吸収の仕方が変化することがあります。
ブラウン以外の光が吸収されることで、肉眼では
ブラウンカラーのダイヤに見えるのです。
このプロセス中にかかる圧力は、ホワイトダイヤ
モンドを形成する時にかかる圧力よりも更に高い
と考えられています。
また、その高圧条件により、ダイヤモンド内に内
包物も形成されます。
その内包物（インクルージョン）の多さにより、
ダイヤモンドの「クラリティ」と呼ばれる品質
もまた、カラーと共にブラウンダイヤモンドの評
価につながって来るのでです。
日本で流通するブラウンダイヤモンドについて
は、天然ダイヤモンドがほとんどです。
2.人工のブラウンダイヤモンド
人工のブラウンダイヤモンドには、実験室で人工
的に作られている合成ダイヤモンドと、放射線照
射により色付けされた処理ダイヤモンドがありま
す。
天然ダイヤモンドの価格は毎年上昇しています
が、合成ダイヤモンドのコストは、その技術の進
歩によって安く作られ始めています。
ただ合成ブラウンダイヤモンドは、天然ブラウン
ダイヤモンドが手頃な価格であるため、まだそれ
ほどの流通量ではないのが現状です。
一方、処理ダイヤモンドは低品質の天然ブラウン
ダイヤモンドに放射線照射されて色付けされま
す。
また、その色は経年変化することはありません。
ただし米国政府は、ダイヤモンドへの放射線の使
用を厳しく規制しており、やはり流通量は限られ
ています。
3.結婚指輪にブラウンダイヤモンドを
ブラウンダイヤモンドを使った結婚指輪を検索し
ても意外に少ないのが分かります。
一番の理由は知られていないからだと思われま
す。
次にデザインとしての使い方が分からないのもあ
るかと思います。
結婚指輪のオーダーメイドにてブラウンダイヤモ
ンドを使う場合、暖色系をプラチナリングに留め
ればコントラストをつくります。
またピンクゴールドやイエローゴールドに使えば
ブラウンカラーは溶け込むデザインとして使えま
す。
多石でブラウンダイヤモンドをゴールドに使
う場合には、同じサイズを規則正しく並べるよ
り、大きさや場所をランダムにデザインした方
がよりオシャレ感が得られます。
結婚指輪に使うブラウンダイヤモンドのサイズ
は、大きくても直径1.９mmまでになり、コスト
としても１万円未満が妥当でしょう。
結婚指輪をオーダーメイドにてデザインを考える
場合には、是非一度ブラウンダイヤモンドをワン
ポイントで考えてみられてはいかがでしょうか。
