20年後にはいなくなる金細工職人たちが作り上げるいオーダー結婚指輪

20年後にはいなくなる金細工職人たちが作り上げるいオーダー結婚指輪

 

 

 金細工職人( カナザイクショクニン)て聞いた
 事ありますか?
 
 主に高価な貴金属に、手作業で装飾を加えて
 行く高度な技を持った職人たちの事です。
 
 
 このコンピューター全盛のデジタルの世界に
 あって、対極に位置するような超アナログの
 世界に生きる彼らは、かつては尊敬の念を持
 って語られる金属の芸術家でした。
 
 
 ヨーアンドマーレにも日本でもトップクラス
 の金細工職人がいます。
 
 彼らの真骨頂とも言える手彫り模様や、
 ダイヤのフロートパヴェ( パヴェ留めの中でも
 最も技術が高いとされる技)を施した結婚指輪
 作品を作っており、もっともっとその素晴ら
 しさを見ていただきたいと考えています。
 
 
 
 ただ、今は彼らの芸術的な技を活かせる、
 飾ジュエリーの需要は極端に減っており、
 シンプル&ナチュラルなデザインを合言葉に、
 金細工の人気がなくなっています。
 
 
 このままでは、20年後には日本から金細工職
 人はいなくなると言われています。
 
 
 
 その美しさに言葉を失う彼らの技の数々を見
 て下さい。
 

 

 

 1.ダイヤを指輪に敷き詰める技法-パヴェ

ダイヤを指輪に敷き詰める技法-パヴェ

 

 

 

 多数の小さなダイヤモンドを、金属のリング
 に留める技法に 「 Pave 」パヴェセッティン
 グというものがあります。

ダイヤを指輪に敷き詰める技法-パヴェのプラチナリング

 穴も爪もない平らな金属の指輪の上に、小さ
 なダイモンドを、一本の彫り金具だけで石
 畳の様に一つ一つ留めていきます。
 
 腕の良い職人によるパヴェは、ダイヤとダイ
 ヤがピタリとひっついた状態で、少しの隙間
 から出た小さな爪で複数のダイヤモンドを押
 さえてる、ほとんど神業に近い技術です。
 
 
 
  金細工職人がパヴェセッティングに使う タガネ
 
金細工職人がパヴェセッティングに使う タガネ

 

 

 

 

 1.3mm以下の極小ダイヤモンドを敷き詰めたマイク
 ロパヴェのリング

.3mm以下の極小ダイヤモンドを敷き詰めたマイク  ロパヴェのリング

 

 
 パヴェセッティングの中でも、最高レベルの
 クラッシック洋彫り技法は、専門学校でも教
 えることの出来るインストラクターがいない
 ので、限られた熟練職人にしか依頼する事が
 出来ないのです。
 
 
 すなわち彼らが亡くなれば、それを受け継い
 でいる若手職人がいないので20年後には伝説
 の技法になってしまいます。
 

 

 

 

 2.金細工職人の華.指輪に手彫りの模様

金細工職人の華.指輪に手彫りの模様

 

 

  金細工職人といえば、やはり美しい柄や模
 を手彫りで入れる腕を持っていてこそです。
 
 手彫りの模様というと、日本では古い和柄を
 連想しますが、今人気なのはハワイアンジュ
 エリーの模様でしょう。
 
 ハワイアンジュエリーの模様は、基本的に手
 で一つ一つ入れて行くので、彫り柄がとても
 生き生きと煌めいています。
  
 
 

 

金細工職人の華.指輪に手彫りの模様ハワイアン柄

 

金細工職人の華.指輪に手彫りの模様ハワイアン柄

 

 

  正規のハワイアンジュエリーは輸入商品なの
 で、当然ハワイの職人が入れている事でしょ
 う。
 
 ただ、その難易度としては和柄の方が高いの
 で、腕の良い金細工職人であれば正規品以上
 の品質でハワイアン柄を仕上げることができ
 ます。
 
 実際に日本の彫り柄専門の職人がハワイア
 柄を製作することも多く、私達ヨーアンドマ
 ーレでも、お客様の希望から、オリジナルの
 ハワイアンデザインの結婚指輪をお作りして
 います。
 
 
 
 
 一方和柄の指輪は日本では人気がありません
 が、海外特にヨーロッパではとても人気があ
 ります。
 
 それは手彫り職人が作り出す柄のレベルが非
 常に高く、また今後それを作れる職人が日本
 からいなくなる事が分かったいる為、レア性
 が増して行くと言われているからです。
 
 
 
 
金細工職人の華.指輪に手彫りの模様 和柄1
 
 金細工職人の華.指輪に手彫りの模様 和柄2
 
 3
 
 
 

 

 海外での方が、日本の金細工職人の評価が高
 いのが現状てす。
 
 
 
 
 
 
 
 いかがでしょうか。
 
 いかに日本の金細工職人の腕が素晴らしく、
 また後継者が少なくなっているかがお分かり
 いただけたでしょうか。
 
 
 日本の金細工職人の文化を絶やしたくないと
 考えます。