そもそもふたりを繋ぐペアリングとして結婚指輪はどこから来たの?

 そもそもふたりを繋ぐペアリングとして結婚指輪はどこから来たの?
 
 
 
エジプトは現代の結婚指輪の発祥の地と見なされていますが、この伝統は実際には何とネアンデルタール時代から来ているのです。
 
 
ネアンデルタール人は、小枝や草を輪にして、花嫁の手首または足首の周りにまいて使っていました。
 

彼らはこれを忠誠心と友情の印とみなしました。

また、そうすることで妻の魂が損なわれず、妻が長生きできると信じていました。
 
 
 
結婚指輪の本質はここにあります。
 
信じる相手と永続的に繋がっていたいと思う、人間の本能を形に表したのが起源なのです。
 
 

 

 1.エジプト時代の結婚指輪

エジプト時代の結婚指輪

ネアンデルタール人が結婚指輪を発明してから数百年後、エジプト人は骨、革、象牙、麻から自分で作り始めました。

 
しばらくして、彼らは金属を使ってリングを作ることが出来ることを発見しました。

 

そのため、金や銀で指輪を所有して、必要な時はそれを売り買いすることにより、リングマネーとしても使われていました。
 
 
女性がその指輪を受け取ったとき、彼女は常に夫の所有であると主張する必要がありました。
 

 

2.ローマ人の結婚指輪

ローマ人の結婚指輪

Ring; Unknown; Roman Empire; 250 – 400; Gold, rock crystal; 2.9 × 2.5 cm (1 1/8 × 1 in.);

 


ローマ時代には、結婚指​​輪はよりロマンチックな意味を持っていました。
 
その既婚女性は夫の世俗的な所有と言うだけでなく、夫が持つ地位や権力と同等の権利を持っていることを示していました。
 
 
また、妻が彼の心の鍵を開けたという印としても役立ちました。
 
 
これを象徴するように、その妻はしばしば結婚指輪と一緒に夫の自宅の鍵も贈られたのでした。
 
 
長年にわたり、結婚指輪は今日の私たちが知っているスタイルにさらに発展しました。
 
 
たとえば中世のヨーロッパ時代には、結婚指輪はほぼ独占的に金で作られ、そこに宝石が使われていました。
 
 
また1940年代以降になって、結婚指輪にダイヤモンドを使うことが流行になりました。

 

 
 

3.男性の結婚指輪

 


男性が伝統的な結婚指輪を着け始めたのは20世紀になってからです。
 
それまでは、結婚指輪を指にする習慣は妻だけにあったものでしたが、特に第二次世界大戦中から男性の間にも爆発的に広がっていきました。
 
 
そこには、男性が再び会うことが出来るかどうか分からない愛する人と繋がっていたいと思う気持ちが強くあったのでしょう。
 
 
今日の先進国の男性の大半は結婚指輪を薬指に着けています。

 

 

近年、男性の結婚指輪はさまざまな形になってきています。
 
それらは花嫁の要求が多分に含まれるようになり、さまざまな金属が使われるようになりました。
 
 
またデザインも多彩になり、ダイヤモンドを使用しているものもあれば、シンプルで洗練されたものもあり、個人的な好みをふんだんに入れる様になりまた。    
 

 

4.ゴールドの結婚指輪

ゴールドの結婚指輪

 
 
ほとんどのヨーロッパ諸国では、結婚指輪を選ぶ際に、14金を基準としています。
 
オランダの法律では、14カラット未満の金は金製品と呼ばれません。
 
にもかかわらず、10金が一般的であるドイツや米国のような国でも、9金がますます人気が高まっています。
 

西側諸国とは異なり、アジアの国々ではより純度の高いイエローゴールドが購入されており、18金および22金が標準と見なされています。
 
 
これにはアジア特有の宗教的意味合いが含まれています。
 
 
インドの伝統によると、花嫁に与えられる金が多ければ多いほど幸せになれると信じられています。
 
新郎は、金の含有量が高ければより耐久性が増し、長持ちする結婚指輪をすることは、長持ちする結婚に結びつくと考えられているのです。
 
 
 
いかがでしたでしょうか。
 
結婚指輪の購入について疑問を持っている方、ためらっている方にとって検討の材料にしていただければ幸いです。
 
 
 
 
筆者 
ヨーアンドマーレ代表
GIA・GG  米国宝石学協会 鑑定士 島田 洋輔